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4000本

8月23日の新聞は、イチロー選挙の快挙で大にぎわいでした。全国高校野球の記事が、決勝戦だったにも関わらずです。余談ですが、芸能人の自殺をトップにしていたスポーツ新聞もありました。不思議です。

私は、以前よりのイチローファンです。オリックス時代の紺の半袖ユニフォームを部屋に飾ってあります。

「がんばろう神戸」の刺繍入りが手に入らなかったのが残念かな。

イチローがマリナーズからヤンキースに移籍した時、何も知らないファンが球場にヤンキース31番で登場したのには驚いたようです。

さて、日米で4000本のヒットを打ったイチローのインタビュー記事がありましたので、私の私見にて掲載したいと思います。尚、イチローが31番なのは、イチローがあこがれのバーニー・ウィリアムス選手の使ったのが51番だったためとか。それでも、もう51番をつけて欲しいですネ。

以下は本題です。

質問 諦めるという瞬間はあるのか?
イチロー  「きわどいとこきますね。これは駄目だな、言わないほうが良いと思いますね。ちょっとややこしい言い方になりますけど、ま、諦められないんですよ。色んな事は。諦められないという自分がいる事を、諦めるという事ですかね。諦められない自分がずっとそこにいる事はしょうがないと言うふうに諦める。なんか、野球に関して妥協はできないので、まあもうちょっと、なんだろうな、ま、休みの日は休め、こっちの人みんな休むじゃないですか。そういう事ができないんですね僕は。そういう自分がいる事は仕方のない事なので、そうやって諦めます」(※イチローの座右の銘になる言葉ですね)

 

質問 タイ・カッブ、ピート・ローズしかいない4000という大台誇れることがあるとすると、イチロー  「4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」
質問 率直な感想は
イチロー  「こういうきりのいい数字というのは千回に一回しか来ないので、これを4回重ねられたと言う事はとてもじゃないですよね、ま、それなりかなという風に思いますけど。4000と言う数字よりも、あんな風にチームメイトやファンの人達が祝福してくれるとは、全く想像していなかったので、その事ですね。それが深く刻まれましたし、結局、4000という数字が特別なものをつくるのではなくて、記録が特別な瞬間を作るのではなくて、自分以外の人たちが特別な瞬間を作ってくれるものだというふうに強く思いました」

 質問  みんながダグアウトから出てきた時、驚いていた
イチロー  「ちょっと、やめて欲しいと思いましたね。嬉しすぎて。僕のためにゲームを止めて、僕だけのために時間を作ってくれるという行為はとても想像できるわけがないですよね、ヤンキー・スタジアムで。ただただ、感激しました」

質問 1本のヒットの大切さ。現在、1本のヒットを打つということ
イチロー  「プロの世界でやっている、どの世界でも同じだと思うんですけど、記憶に残っているのは、上手くいったことではなくて、上手くいかなかったことなんですよね。その記憶が強く残るから、ストレスを抱えるわけですよね。これは、アマチュアで楽しく野球をやっていれば、いいことばっかり残る。でも、楽しいだけだと思うんですよね。コレはどの世界も同じこと。皆さんも同じだと思うんですよね。そのストレスを抱えた中で、瞬間的に喜びが訪れる、そしてはかなく消えていく、見たいな。それが、プロの世界の醍醐味でもあると思うんですけど、もっと楽しい記憶が残ったらいいのになあというふうに常に思っていますけど、きっとないんだろうなあと思います」

質問 その1本1本の積み重ねが4000に繋がった
イチロー  「4000を打つには、3999本が必要なわけで、僕にとっては、4000本目のヒットも、それ以外のヒットも、同じように大切なものであると言えます」(※まさにイチローらしいコメントです)

質問 チームメイトにD.ジーター、Aロッド、M.リベラたちがいる中でこういう記録を達成できたことについて
イチロー  「ヤンキースのユニホームを着て思ったことは、数字のこととか、どうでもよくなるんですよ。どうでもよくなってジーターがショートにいて、マリアノが最後を締める。そこに自分がライト、そこに入った時に全体の絵としてきれいに収まるかどうかっていうのが僕にとっては大事であって、それがスタンドから見て、上から、いろんな角度から見た時にきれいに見えれば、きっと僕はヤンキースの一員というか、そこにはまっている選手ってことになるので、こういう要素の方が僕にとっては大事、大切にするんですよね」

質問 失敗をすることでストレスになるという話があったが、自分の気持ちを一定にするために自分をプッシュするものがあるのか
イチロー  「なにをやりながら…自分をプッシュしてきたわけではなくて、毎日同じことを繰り返す、厳密に言うとすべて同じではないんですけども、そういうことで自分を安定した状態にもっていくというテクニックはあると思います。ただ、それを毎日継続できたとしても精神が常に安定するとは限らないんですよね。ただ、その時点の自分でできることを、考えられることをやっておきたいということですね。それでも結果的に不安定な状態になることはもちろんありますし、もちろん、その割合が多いとは言わないですよ、時々そういうことがあるということですね。特によくない結果だったり、難しいゲームの後というのは、気持ちを整理することはとても難しい状態にあることがあるので、いつも続けていることをまた続ける、その日も続けることが時々、しんどいなあと思うことがありますけど、そこは頑張りを見せるとこでしょうね。それは自分で続けてきたつもりです」(※イチローが頑張るという文言を使うのは珍しいかな。イチローの嫌いな言葉は『頑張レ』)

質問 平和台で第1号。ヤンキースタジアムで4000本
イチロー  「その事は考えますね。一本目のヒットは平和台で木村さんからヒットだったんですけど、あの時実は3年は2軍でやると言う気持ちでいたので、当時のマネージャー、日本で言うマネージャー、監督じゃなくて、寮の部屋に内線で電話があって、『明日から一軍に行け』と言われて、お断りしたんですよね、『まだ早い』と、二軍でやらなきゃいけない事があるんで『お断りできないですか?」と、『土井監督にお伝えください』と言ったら、『上からの命令なんで従ってくれ』という風に、僕は嫌々福岡に向かって、行って2試合目ぐらいですかねあれ、ヒットが出たんですけども、まあ当時の僕よりも10から12ぐらい上の人達が強烈だったんです、もう怖くて怖くて、ちょっともうプロ野球選手の、そのアスリートのイメージが、アスリートにはとても思えなかったです。当時の野球選手の雰囲気って、その印象がとても残っていて、ま、嫌々打った一本目。4000本目は、試合に出たくて出たくてしょうがないなかで打ったヒット。そういう面白さはありますかね。(※一軍を一度は断っていたとは?知りませんでしたネ)

質問 和田アキ子さんが泣いたと。自分のプレーで泣かせたこと
イチロー  「涙は意図的にでるのではないか、そうじゃないといいですけどね」
質問  そのことを聞いて。そこは究極? 感情を動かすという意味で
イチロー  「どういうこと? いやそれは、プレーによってと言うよりも、ああやって喜んでくれてるヤンキースタジアム、ニューヨークで、僕だけの為に人がああやって動いてくれてる状況じゃないですか。きっと。僕だって半泣きになりました。気持ち的には。究極ではないですよ、なんでもいんですよ、スカッとして気晴らしになってくれてもいいですし、僕の事が嫌いで大嫌いなのに、僕の為に時間を使う人っているじゃないですか、あいつあんな会見しよってとか、今日の事もあるかも知れないですけど、でもそれは僕の為にエネルギーを使ってくれてる事なので、同じように、ま、同じではないですけど、嬉しいですよね、それ。一番しんどいのは無関心な事ですよね。無関心を振り向かす事って無理なので、それが一番辛いですね。もう大嫌いでもいいから、関心があったら嬉しいですね」(※スゴイ言葉です。ただただ、流石イチローというのみです。おめでとうございます。ココまで来たら、目指すはただ一つですネ。その為にも偏食なんでしょうね)

(※)は、私のコメントです。文面も相当削除や順番を変更しております。世界のイチローに暖かい声援を。それにしても、僕のことが大嫌いでも僕のために・・・・・嬉しいというのですから、もう、これ以上のらしさはありません。

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